ウィッグ、ヘアリプレースメントシステム(HRS)の髪の長さの表記について

商品サイトの長さの表記と、実際のウィッグの長さが違う?!

この件については、ウィッグリリア店主の島袋がウィッグ人生について饒舌に語るブログ「ヅラ生活のすゝめ」の中の、下記の記事でも話題に出しています。

ストレートヘアーはそのまま、カーリーヘアは伸ばした状態での表記になります。

最初に、フルウィッグにもその他のウィッグにも共通していることで、ご注意いただきたいことがひとつあります。
それは「ストレートヘアーはそのままの長さ」を表記しているのに対して、「カーリーヘアはカールを伸ばした状態」を表記している、ということです。

ウェーブやカールがかかったウィッグ(他、HRSなど)をご注文の際は、この点にどうかお気をつけください。

以下、フルウィッグの場合と部分ウィッグ等の場合に分けて説明いたします。

フルウィッグの場合

通常の人毛フルウィッグはすべて上記のイラストのような構造になっています。
ロングレイヤード、と言ってウィッグのどの箇所から生えている毛髪もすべて同じ(ご注文通りの)長さです。
そのため、図のように頭頂から襟足の毛先までの長さは表記よりもかなり長くなります。また、全体に大きく長めのレイヤー(段)が付いています。

レイヤーが気になるようでしたら、ご購入されたあとに美容院でカットされることをお勧めいたします。

部分ウィッグ、ヘアリプレースメントシステムの場合

部分ウィッグやヘアリプレースメントシステム(HRS)の場合、ストックオーダーであればすべての部分の毛髪がご注文通りの長さになるよう作られています。
※フルオーダーをご利用の場合は、場所によって長さを細かく指定できます。

ただ、額の生え際部分は他の箇所よりも短くなっています。これは、短いリターン毛が生え際でピンピン立ち上がるのを防ぐために、他の箇所よりもややリターン毛を長めに取っているからです。

リターン毛に付いては、下記の記事をご参照ください。

天然素材を扱っているため、一本一本すべてきっちり同じ長さ、という訳には行きませんが、少なくとも全体の75パーセントの毛髪は必ず規定の(注文通りの)長さになるように作られています。


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